企画展「ドン・キホーテによろしく Chasing Windmills: Regards to Don Quixote」

「ドン・キホーテによろしく Say hello to Don Quixote」 /内山 悠・Yu Uchiyama 2025年5月~7月

会期:2025年5月31日(土)〜7月13日(日)
会場:藝大アートプラザ
住所:〒110-8714 東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
藝大x小学館共同事業

企画展「ドン・キホーテによろしく Chasing Windmills: Regards to Don Quixote」


企画展について

ドン・キホーテはスペインの作家セルバンテスによる小説「ドン・キホーテ」の主人公です。騎士道物語の読みすぎ(!)で夢と現実の区別がつかなくなったドン・キホーテは、愛馬ロシナンテとともに遍歴の騎士になりきって冒険の旅に出かけます。ある日、ドン・キホーテは丘の上に巨人たちが立ち並ぶのを見かけ立ち向かいます。ですが、その巨人たちは夢の世界に生きるドン・キホーテの頭の中にだけ立ち現れた存在で、実は風車なのでした。

もしかするとアーティストはドン・キホーテなのかもしれません。あなただけに見えるたったひとつの世界は果たして虚構なのでしょうか? それとも私たちが現実だと思っている世界が実は幻なのでしょうか? 槍一つで風車に立ち向かったドン・キホーテのように、絶対に不可能だと思われることに立ち向かう行為は愚かなことなのでしょうか? 

今回の企画では、制作という槍を携えて自分だけに見えている世界を追い続ける、アーティストの挑戦の数々をご紹介します。作家たちの声は果たしてドン・キホーテに届いているでしょうか?


詳しくはこちらから。

作品について

「水は落ちてたまる」 内山 悠
 素材:陶土,半磁器,絵付け,釉薬,ガラス
 技法:手びねり,紐づくり
 2025年制作

神秘的な夜のイメージを青や白い陶器で表現しています。自分の身の回りにあるものと想像上のものを一緒に飾りたい気持ちから生まれてきました。
森に囲まれた山の見える環境に移住してからは、井戸水を使ったり、庭の植物や小さな畑をいじっていて、水に感謝しています。
日常の中で水をあらためて意識し、月明かりの明るさを眺めている時間が増え、以前から作品にしていた夜や月といったテーマを改め、空間の中に静かに生きている何かを表現したい気持ちから作りました。
ライオンは夜や水や静けさを守っているような、そんな作品です。

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